選んで後悔?IHクッキングヒーターのデメリット、ガスコンロとの比較

料理

最近では多くの家庭でIHクッキングヒーターを使用していると思います。
筆者も以前住んでいた賃貸のアパートではガスコンロでしたが、一軒家で新築を建ててからはIHコンロを使用しています。

実際にIHクッキングヒーターを使用してみて、後悔したことやガスコンロとの比較を紹介していきたいと思います。

IHクッキングヒーターとガスコンロの比較

IHコンロとガスコンロではそれぞれの長所と短所があり、今回は筆者が実際に2種類のコンロを使用して思ったメリット・デメリットを解説したいと思います。
※筆者が現在使用しているIHコンロは、Panasonicの「ビルトインタイプG32シリーズです。

IHクッキングヒーターのメリット・デメリット

※メリットで良く聞く項目で、IHクッキングヒータの方が掃除が楽と多く見られますが、最近のガスコンロはゴトクを外せば綺麗に掃除できるフラットなコンロも多いので項目に入れていません。

メリット

安全

IHクッキングヒーターのメリットとしてよく聞くのが、火を使わないので子供やお年寄りの人でも安心して使うことができることです。コンロから直接火が出ないため、火事になるリスクも格段に下がります。

ガス代がかからない

電気を使用するので、ガス料金が発生しません。電気代はかかってしまいますが、ガスの料金に比べれば比較的に低価格です。

筆者は毎日料理をしていた時期だと、月に1万円ほどガス料金がかかっているのに対し、現在はオール電化ですべての電気代が高くて1万を超えるくらいです。

デメリット

調理が難しい

IHクッキングヒーターは、ヒーター部分である円の内側しか加熱できないので、ヒーター部分をはみ出すサイズの大きなフライパンや、鍋を使用すると上手く調理できません。
また、ヒーター部からフライパンが離れてしまうとヒーターが止まるのでフライパンを振ったりすることができません。

他には火力調整が個人的には難しく思います。鉄のフライパンを使用すれば熱伝導を一定に保つことができると思いますが、テフロン加工のフライパンを使用しているので火力調整にいつも悩まされています。

停電時に使用できない

IHクッキングヒーターは電気を使って使用するので、停電で電気が止まってしまった時はヒーターを使用できなくなります。

ガスコンロのメリット・デメリット

メリット

安定した火力

火を使うので、少しコンロからフライパンを離してもしっかり熱が伝わり、フライパンや鍋の熱を安定させて調理することができます。また火力も強いので、多くの量を早く調理することができます。

停電時でも使用できる

停電時に電気が止まったとしても火を使うことができるので、お湯を沸かしたりすることができます。実際に停電する可能性は少ないと思いますが、もし停電が起こった時のことを考えると大きなメリットとなると思います。

デメリット

火災の危険性

火を使うので火災になる可能性があります。多くの家庭では、ガスを使用し続けるとガス会社がガスを止めたりなどの安全機能はついているものの、近くに燃えるものを一緒に置いていたり等の何かの拍子で火災になる可能性がIHコンロと比較して高くなります。

料金が電気代に比べ割高

IHコンロのメリットで説明したように、ガス料金が電気料金に比べ割高(筆者の住んでいる地域の場合)であることです。しかし、今後電気料金が高くなった時にはガス料金の方が安くなることもあるかもしれません。

IHクッキングヒーターを使用して後悔したこと

筆者が実際にガスコンロからIHクッキングヒーターに変更して後悔したことをご紹介します。

フライパンや鍋を新しく購入

ガスとIH兼用のフライパンや鍋を持っていなかったので、IH対応のフライパンや鍋を買い揃える必要があり、思わぬ出費が発生しました。

火力不足

調理面ではやはり火力不足を実感しており、調理に時間がかかってしまうことです。(調理面に関してはまだ筆者が慣れていないこともあるのかもしれませんが)

大きいフライパンが使えない

大きいフライパンを使うとセンサーからはみ出た部分が出てきます。IHクッキングヒーターは、ヒーター部からはみ出した部分は熱が伝わらずうまく調理できません。

大きいフライパンを使えないので、作り置きや家族が増えて作る量が増えた時は、フライパンを2つに分けて調理するか数回に分けて調理する必要があります。なので、多量の料理を作ることに向いていません。

フライパンが振れない

フライパンを振るとフライパンがセンサーから離れるので、熱が伝わりません。
そうするとフライパンに入った具材に熱が伝わらなくなるので調理に時間がかかってしまいます。

特によくフライパンを振って作るチャーハンや卵焼き、だし巻き卵などの料理との相性は悪いです。

どちらを選ぶべき?

安全に生活費を抑えてコンロを使用する場合はIHコンロ

ガス料金を無くして電気料金で統一し、少しでも生活費を抑えたい場合には良いと思います。

筆者のガスコンロ使用時は、月に1万円前後ガス料金が発生していたのに対し、IHコンロに変更後、毎月の電気料金がIHクッキングヒーターを含めた全ての使用料金で同じくらいの料金なので、ガスコンロからIHコンロに変えてから生活費での出費は大きく下がりました。

また、子供やお年寄りが料理をすることがある家庭では、安全に料理をしてもらい安心して任せられます。しかし、使った直後にヒーター部を触るととても熱く、火傷をしてしまうことがあるので注意しましょう。

早くて大容量、そして料理を楽しみたいならガスコンロ

と言ったところだと思います。ガスコンロの場合だと中華鍋や土鍋等、IHでは使用できない器具も使えます。また、海苔や食材の焦げ目をつける際に炙ることができるなど、料理の幅が広がるので、料理を楽しくおいしく作りたい方におすすめではないでしょうか。

自分にあったコンロで料理をしよう

筆者はガスコンロからIHクッキングヒーターに変更したので、IHクッキングヒーターに慣れるまでは火加減の調整が難しく、失敗することも多かったです。

慣れている方は容量をわかっているので、不便だと思うことはないかもしれませんが、ガスコンロを今まで使用していた方は不便さを感じることが多くあります。
最近では様々な調理器具があり、それぞれのデメリットを十分に補うこともできると思うので、上記のメリットデメリットをしっかりと意識して自分に合ったものを選んで料理を楽しみましょう。

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