岡山県にある造山古墳は全国で4番目、県内では1番大きい古墳です。街中から少し離れた場所にあり、近くに多くの史跡もあるので多くの方が観光に訪れます。今回は造山古墳とその周辺の古墳を見て回ってきたのでご紹介します。
造山古墳の基本情報
住所 | 岡山県岡山市北区新庄下 |
定休日(ビジターセンター) | 月曜日 |
営業時間(ビジターセンター) | 10:00~15:00 |
駐車場 | 有(無料) |
アクセス | 総社ICから車で約10分 |
公式HP | 造山古墳ビジターセンター |
周りは民家や田畑に囲まれた閑静な場所にあり、郊外からは少し外れています。しかし、総社ICからは近く、車でアクセスしやすい場所となっています。
駐車場は25台程で常時解放されており、駐車場横のビジターセンターでは古墳についての歴史を学ぶことができます。駐車場にはトイレ、自動販売機も設置されています。
あることで日本一の造山古墳!?
造山古墳は全国で4番目に大きい前方後円墳で、岡山県内では1番大きな古墳です。
歩いて古墳内に入ることができ、古墳内に入れるものでは全国で1番大きい古墳です。実際に歩いて古墳の大きさを実感することができます。
大きい古墳ではありますがスポットが少ないので、造山古墳自体の所要時間は長くありませんでした。
しかし、古墳中央には桜の木が多く植えられており、春には一帯が綺麗なピンク色に染まって花見などでゆっくり滞在するのもいいかもしれません。
丘陵からの景観
駐車場から5分程民家の間にある道を登れば、後円部の丘陵に着きます。
古墳の円の丘陵からは、備中高松の街を見渡すことができます。最上稲荷の巨大鳥居や備中高松駅周辺の町が確認できました。
丘陵部は開けており、見晴らしも良いので春先にはピクニックなんかしても良いかもしれません。
古墳内の石棺や神社
前方部分の丘陵には神社がありますが、説明文は経年で文字が見えなくなっており、どのような神社なのかはわかりませんでした。
神社のすぐ横には鐘と石棺が置かれていますが、石棺は屋根の下に置かれているものの目立たず、神社の入り口で手を洗い清める水盤舎 (すいばんしゃ)だと思いました。
近くにはたくさんの古墳
周辺には造山古墳に埋葬された人物の一族、または有力者が埋葬されたとされる古墳が6基あります。多くが整備されておらず、草木が生えて盛り上がった築山のようにしか見えませんが、自由に見ることができます。
整備中の古墳
造山古墳の南側には第5号墳である千足古墳があり2022年2月現在では工事中で、中には入れませんが、古墳の形もきれいに整備されており、埴輪もたくさん並べられていました。これからどのように工事が進んでいくのか、完成が楽しみです。
ウオーキングにぴったり
周辺は静かで畑や田んぼに囲まれており、近くには吉備路を通る遊歩道もあるので古墳群を周りながらウオーキングするにもピッタリの場所です。
馬を飼育している牧場も造山古墳の麓にあり、馬が飼育されていました。現在はやってないみたいですが、以前は乗馬体験をしていたようです。
近くの観光スポット
岡山から総社にかけては吉備路ロードと言う遊歩道があり、近くには造山古墳を含めた多くの史跡が近くにあります。近くのスポットを一緒に観光する人も多く、県内外から多くの方が自転車でサイクリングをしながら各スポットを周っています。
備中国分寺
総社市にある五重塔で有名な備中国分寺は、造山古墳からとても近く、景観も良く多くの方が写真を撮りに来るスポットでもあります。春には祭りも行っており、季節ごとによって周囲の草花が一面に咲き、とても綺麗な景色となります。備中国分寺の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
吉備津神社
岡山市の吉備津にある神社で、温羅伝説となっている吉備津彦が祀られています。交通祈願が有名で、車のお祓いや交通安全を願い毎年正月になると県外からも多くの方が訪れます。
吉備津神社のすぐ近くに吉備津彦神社もあり、両参りするのが通説だそうなので訪れた際にはぜひ両神社へ参拝してみてください。
作山古墳
備中国分寺より少し西側に位置する作山古墳は、造山古墳と同じく前方後円墳です。全国で10番目、岡山県では造山古墳に次いで2番目に大きい古墳となっています。こちらも古墳に登って入ることができ、駐車場も整備されているので行きやすい場所となっています。
まとめ
田んぼや畑に囲まれた造山古墳は、大きいな古墳で重要文化財ではありますが、近年まで観光地として力を入れてなかった印象が強いです。
しかし、ビジターセンターが建設されたり、千足古墳の整備が進んだりと観光地として力を入れ始めている印象があります。今後さらに綺麗に整備されることを期待しており、観光地として多くの方に訪れていただきたいスポットです。
コメント